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- 次世代の新素材
シリコーンハイドロゲル - 目の健康を守るためには、コンタクトレンズの酸素透過性はとても重要です。
- 遠近両用コンタクトレンズを始めてみませんか?
- 少し近くが見えにくく…でも、老眼をかけることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
目の健康を守るためには、
コンタクトレンズの酸素透過性(※)はとても重要です。
従来のソフトコンタクトレンズはハイドロゲルコンタクトレンズとも呼ばれ、
酸素透過性のない素材を中心にできていました。そのため酸素透過性は素材に含まれる水の成分のみに依存し、水の酸素透過性が従来のソフトコンタクトレンズの限界となっていました。
最近では、水よりも酸素透過性が非常に高いシリコンと従来のハイドロゲルを合体させる技術が開発され、非常に高い酸素透過性のある新しいソフトコンタクトレンズが誕生しました。
それが「シリコーンハイドロゲル」です。
シリコーンハイドロゲルは従来のレンズに比べて数倍~数十倍の酸素透過性を持つソフトコンタクトレンズです。
※酸素透過性
コンタクトレンズが酸素を通す性質のことで、酸素透過性が高いと目により多くの酸素を供給することができます。
ハイドロゲル素材のレンズでは、1日使い捨てレンズや頻回交換レンズでも長時間装用すると酸素不足になり、感染症、角膜新生血管、角膜内皮障害などの合併症を生じることがありました。
シリコーンハイドロゲルは従来のレンズの数倍~十倍の酸素透過性を持ち、コンタクトレンズの弱点である酸素不足を改善し、それに伴う合併症の発生を大幅に抑制できると期待されています。
従来のレンズは含水性が高いほど酸素透過性がよくなるものの、レンズを通しての水分の蒸発が多くなり、乾燥感が強いという欠点がありました。
シリコーンハイドロゲルは、シリコン自体が酸素を通すので、多くの水分を含む必要がありません。つまり、高酸素透過性ながら低含水性なので目が乾燥しにくいという特徴があります。
コンタクトレンズ装用時の充血は、素材の酸素透過性やレンズフィッティング、眼球表面の乾燥などの要因が複雑に絡み合って発症します。
シリコーンハイドロゲルは、従来素材のレンズよりも充血が軽減するといわれています。
従来素材のレンズと異なり、シリコーンハイドロゲルは脂質の汚れが付着しやすいといわれています。
脂質の汚れは、コンタクトレンズを消毒液につけておくだけでは落ちません。
必ずこすり洗いをしてください。
MPSや保存液でこすり洗いを行っても脂質の汚れ(コンタクトレンズの白濁)が落ちない場合は、クリーナーでこすり洗いをしてください。
Eye column(アイコラム)では、初めてコンタクトレンズを使用される方から、長年ご使用の方まで、全ての人に役立つコンタクトレンズ情報をご提供しております。